2024.5月スローガン

5月スローガン 「どんぶり勘定」

「どんぶり勘定」とは、昔の職人さん達が腹掛けの前に付いた大きな物入れ(これを「どんぶり」と呼んでたらしい)にお金を入れて無造作に出し入れしていたことから転じて、細かく計算などをしないで、おおまかに金の出し入れをすることをいいます。
細かく収支を計算したり、帳面に記入せず、あるにまかせて金をつかうこと。
会社の収支管理がいい加減なこと、或いは、あるに任せて無計画にお金を使うこと

小林武雄商店は、創業・設立から、残された帳簿を見ればこの「どんぶり勘定」ではなかったことは一目瞭然。
売り上げ、仕入れ、入出金、そして事細かく記された交際費
毎月の出入りを確認し、以下のような数字を判断して経営を行っていました。

毎月利益は出ているのか
売掛金のお金は正しく入金されているのか
会社の資産は、純資産はいくらなのか
負債はいくらなのか
キャッシュフロー増減はどうなっているのか       

なぜ毎月決算にこだわるのか?
なぜ毎月の資金繰りをマネージャーと共有するのか?
腹かけの前についた大きな物入をもって「各々が」商売しているからです。

その仕入れに伴うお金は会社が用立てし、お客様から利益をいただき販売し、皆の商売が一か月でどれほど儲けることができたのかを見るためです。
毎月棚卸しを行い、担当者、部署の集計、そして会社の月別の利益を出す。

今一度、自らが仕入れ、売り、を把握することができることの「価値」を見出して下さい。

       松下幸之助曰く   「つねに一商人の心忘れず」

同じ事何度も繰り返すようですが、我々中小企業 組織が 商品が 仕組みが 利益を生み出してくれえるわけではありません。
一人一人の積み重ねです。
令和になっても商人の心忘れず 肝に銘じたいです!