8月スローガン

仕事の効率とは?
時代が変わり人々の価値観も変わります。
自分は昭和33年生まれ 昭和ど真ん中
自分の価値観は昭和55年に入社から現在に至るまでに培われてきました。
原点回帰という言葉もありますが、何をもって原点とするのか。
残さねばならないもの 変えなければならないもの
自問自答している今日この頃です!

2023年8月スローガン    「施工手間」

建築に「施工手間」という言葉があります。
「手間」とは、工賃のこと。手間代や手間賃といった使われ方をする。もともとは、作業をする上で費やすことになる時間や労力のことであり、工数ということを意味していたが、労務費ということにも使われるようになっていった。

現場で大工さんや職人に支払われる手間賃・工数(違う概念ですが)の事です。
一般の工務店は建築面積50坪の家だと 50坪×50万/坪=2,500万円 といったざっくりした見積もりを施主に提示し、各業種(基礎、大工、電気、設備、建材屋等)に見積要請をして集計して、このざっくりした単価の沿うかを検証します。

一般工務店が大工さんに支払われる金額は、45日フルに現場に入ると計算し内容と地域に寄りますが一日20,000~35,000円として、900,000~1,575,000円。当然この中には自分たちの大工道具、現場まで移動手段、保険すべて含めた経費が含まれています。

住友林業の計算方式は根本的に違います。
トイレの床フロアー貼りは、標準な大工さんのかかる時間を割り出し0.5人工として計算します。
扉の枠を取り付けるのに何分、ボードを貼るのに何分 これを工数に置き換えて、その積み重ねで大工さんに払う金額を決めます。

当然、仕事の遅い大工がその工事に時間がかかろうが支払う金額は同じです。
彼らたちの休みの時間は昼休憩の1時間と、15時の休憩15分
朝8時に現場に入り17時には終えます。
現場ではたばこ厳禁なのでその休憩もありません。
この7時間45分で最高の仕事をする大工に次の依頼が来ます。

我々は手間受けの職人ではありませんが、仕事のプロです。
効率の良い仕事とは?
先月のスローガン パラダイムチェンジ 皆で意識を変えましょう!