2024年3月スローガン 「アンコンシャス・バイアス」
アンコンシャス・バイアスとは、
「無意識の思い込み、潜在的なもの、偏見」と訳され、誰かと話すときや接するときに、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」というように、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものとあります。
個々に置き換えると…
【ステレオタイプ】
(性別/学歴/世代など)ある属性に対する先入観や固定観念で、「みんなそうだ」と思い込む傾向
【正常性バイアス】
警告のシグナルを軽んじ、「このくらい問題ない」「自分は大丈夫」と思い込む傾向
【確証バイアス】自分の考えを支持する情報や、自分が期待する情報だけを集めたくなる傾向
【同調バイアス】「周りに合わせたほうがいい」等、周りの言動にあわせたくなる傾向
【現状維持バイアス】「このままがいい」「このままでいい」等、現状維持を好み、変化を避けた くなる傾向
【インポスター症候群】周りから評価されていても、「私にはムリ」等、自分を過小評価する傾向
アンコンシャス・バイアスへの5つの対策方法
1. 対抗意見にも目を配り、自分の判断が偏っていないかチェックする
2. 肩書のみを信頼の担保とせず、客観的な立場からの視点を意識する
3. 多様な考えの存在を認め、常にひとつ以上の角度から物事を見る
4. 組織や集団とは関係のない立場からの視点を持っておく
「どうせ、ムリ」「きっと、ムリ」「私なんて・・・」「だって、普通は、きっと・・・」もしもこんな言葉が頭をよぎったら、「それは、私のアンコンシャス・バイアスかも?」と、立ち止まることで、一歩踏み出すことができるかも・・・です。