ドイツのエネルギー政策

             大阪大学豊中キャンパスで講演会がありました。
   ドイツ連邦共和国のフォルカー・シュタンツェル在日大使が大阪大学大学院高等司法研究科・同法学研究科の来賓として正式訪問され、講演会を取り行うことで聞きに行きました。
         陸続きのEUで周辺諸国から電力の輸入が可能なドイツ
  日射量も少なく、水力発電にも大きな期待を持てないなど簡単に比較できないのですが、日本のエネルギー問題への取り組みとは大きな違いがあります。
  チェルノブイリの影響でドイツのある地域では、未だにその地域から採れるキノコ類や猪など食することはできないと言われていました。
       1986年4月26日の事故 からドイツのエネルギー政策のあり方が変わり
         政治家は長期的な視野でこの問題に取り組んできた結果が
         メルケル首相の2022年までに原発からの完全撤退となったようです。
  ただし、大使も言われていましたが核廃棄物の問題がクリアーになれば原子力はエネルギー源としてこれからも必要で、技術力が優れている日本がこの問題を解決できるとも言われていました。
                 再生可能エネルギーに舵を切ったドイツ
     電気料金が大幅に上昇し、経済界にも大きな問題を投げかけている現在
                 正解はどこにあるのか見えません
  地球といった限りある星の中で文化的な生活を続ける限りエネルギー問題はつきまといます。
       
  各国が大局的にこの問題に正面から取り組まねば解決の糸口は見つからないですね…。
       リーダーシップを発揮できる政治家の登場を待たないとあきません(>_<)
       
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