ご理解とご協力

新聞に「ご理解とご協力」というタイトルのコラムがありました。
大学の学長さんが「卓見異見」というオピニオンに書かれていたのですが、サブタイトルは
「日本人独特のあいまいさ/具体的・論理的表現が必要」です。
JRの駅でのエレベーター工事でのこと・・・
 安全確保のための要員が

「ご迷惑をおかけしますが、皆様のご理解とご協力をお願いします」

                       と繰り返しています・・・。
    皆さんはどう思われます?
 なんてなく普通に聞き流してしまいますよね~!
 よくおかしな日本語の使い方ってありますが、この言い回しって全く問題ありませんね~!
ところが、英国ではこのような言い方にはならないそうで、この「ご協力をお願いする」という
言い方が独特のようです。
何故か???
それは、欧州では協力できることがあれば協力するのは市民の当然の義務で、誰かが
(まして当局が)いいたてることではないらしいです。
ご協力といわれても何をすればいいのか?・・・ってなるのでしょう・・・(‘~`;)
日本には昔から「お互い様」という言葉があります。
小さな島国で肩を寄り添いあって生活していくためには、このお互い様という概念が
自然と慣習化していったのでしょう…。
この気持ちがあれば先のアナウンスも、わざわざ「ご協力をお願いします」
とはならなかったのでしょうね~(´~`;