1日に燗匠のチロリを作っていただいた大阪錫器さんの大感謝祭がありました!
錫製品が半額です!!!
酒燗器の開発に携わらせていただく前は、錫の製品って縁がなかったのですが…
職人が手作りで作る錫製品って凄く魅力があります。
大阪錫器さんの錫器の製作は、江戸時代後期に京都から大阪に普及した京都錫の流れを汲む初代伊兵衛に発し、代々大阪で隆盛を極めました。昭和58年通産大臣より伝統工芸品「大阪浪華錫器」として指定を受けました。現在4名の伝統工芸士を中心に、常に新しい感覚を求め、新製品の開発に取り組んでいます。
工房ではこの日も4名の職人さんが錫製品を作っておられました^^
いちばん手前の職人さんは茶ずつを作っておられましたが、全体に入っているスジ(段)?は
最初、専用の治具で加工されているものと思っていたのですが…全て手加工でした!
同じリズムで…寸分の狂いもなく刃物を茶筒に当てて加工されていました。
我々の燗匠のチロリも職人の魂が入り完成品となります。
チロリ単体の定価って22,000円(蓋付)です!
錫製品の金額を知らない方は「エェ…こんなに高いの~!?」となるのですが
地金の高騰とともに技術を持った職人さんたちの手間を考えれば安いと思います。
是非皆さん錫器ファンになってください。
因みにこの日は日本酒の飲み比べをされていました。
本醸造のお酒を陶器の徳利に入れたものと、同じお酒を錫に入れて燗付けして、味に違いが
出るのかを試すことが出来ました。
決して贔屓目に見るのではなく何故か…錫で燗付けしたほうが、味がまろやかで柔らかくなり
アルコール添加の鼻につんとくるアルコール臭さや、刺すような感覚がなくなっていました^^
此方も是非一度試してください~ヽ(*⌒∇⌒*)ノ